睡眠時無呼吸症候群(SAS)

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠中に呼吸が止まったり、止まりかける状態を何度も繰り返す病気です。
原因の多くは、睡眠中に気道が完全にあるいは部分的に閉塞してしまうことで起こります。
そのため日中の眠気を引き起こし、居眠り運転などによる交通事故を起こす要因となっています。
事故発生率は一般の方と比べて、数倍高くなると言われています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は合併症として心筋梗塞、脳卒中、糖尿病などを引き起こすこともわかっており、治療せずに放置すると生命に危険が及ぶ場合があります。 適切な検査とそれぞれの患者さんに応じた治療が必要です。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)検査って、どんな検査?

外来診察で、ESS評価表(眠気尺度評価表)を記入してもらい、
日頃の生活習慣や睡眠状態などの問診をおこないます。
睡眠呼吸障害の検査の必要性を診断された場合、簡易型検査装置によるスクリーニング検査をおこないます。
簡易型検査装置でSASである可能性が高いと判断された場合、さらに詳しい終夜睡眠ポリグラフ
(PSG)をおこない、SASの状態を判断します。

SAS簡易検査(スクリーニング)

鼻口気流、血中酸素濃度を測定する検査で、ご自宅でおこなうことができます。
装着はご自分で簡単にでき、事前に検査技師から説明もさせていただきます。
簡易検査でSASの可能性が高いと判断された場合、さらに詳しい検査をおこない
状態を判断します。

・検査費用について
保険診療となりますので、3割負担の方で負担額はおよそ4,000円となります。
※費用は予告なしに変更する場合があります。詳細については受付窓口にお聞きください。

・終夜睡眠ポリグラフィー(PSG)検査
SAS(睡眠時無呼吸症候群)を確定するための精密検査で、入院しておこないます。
睡眠中の脳波、呼吸や血中酸素濃度、眼球運動、呼吸運動、脈拍などについて、
詳しく解析し、その後の治療法を検討します。

 仕事をしている方でも受けていただくことができます。

・検査費用について
保険診療となりますので3割負担の方で負担額はおよそ30,000円となります。
※食事代、部屋代は別途必要です。
※費用は予告なしに変更する場合があります。詳細については受付窓口にお聞きください。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療

SAS(睡眠時無呼吸症候群)の原因、患者さま個々の状態に応じて選択されます。

生活習慣の是正
・睡眠時の体位を工夫
・規則正しい睡眠時間を確保
・減量
・禁煙
・飲酒を控える

経鼻的持続陽圧呼吸療法装置(CPAP)療法

・睡眠中の気道閉塞を防ぐため、上気道に陽圧の空気をマスクを付けて送り込む治療法です。
・中等症以上の方の場合は健康保険の適用となります。
・当院から機械を貸し出し、ご自宅で治療できます。
・毎月一回外来診察で機械の使用状態や睡眠状態を主治医と相談していただきます。


手術による治療
マウスピース等による治療
・軽症の方やアデノイド、扁桃肥大が原因の気道閉塞の治療は専門の歯科医や耳鼻咽喉科での
 ご相談が必要になります。

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